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石絵・水切りで盛会でした

定例会ロックペインティング
作品のロックペインティングを並べ鑑賞し、評価しあう会員。3月11日、東北大震災の日でした。会員には、地震を感じたら、
まず部屋のどの位置に逃れるか、その場所を決めておいてほしいものである。そこで落ち着いてから、次の判断をして頂きたい。
さて、今回の定例会は、川原の礫が観察される場所を選びました。沖縄では、川原の礫が観察できる場所が殆どありません。
なぜなの?、と問うと、児童が答えていました。正解です・・・。観察会は、まず礫には丸い礫と角張った礫があることを確かめ、
礫を利用して石も腐れるというような少しだけ学問的な雰囲気に浸った後、待望のロックペインティングと水切り大会を実施。
ロックペインティングは石の選定に時間をかけ、持参の絵の具で各自奮闘。特に数十年前を思い出したような年配の方の
取り組む姿には大変肝銘を受けました。熱帯魚、すばらしかったですよ。はやり児童生徒の発想には、追いつけなかったが
深く印象に残ったという言葉をいただいた計画でした。水切りは、天仁屋川の水面を利用したが、國吉君が10回で優勝でした。
世界水切り大会では80回があったと聞いています。次回を目指しましょうね。(文責 大城逸朗)
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金木☆、大きく見えます

20230302木金星大接近
会員の皆さんには、たまには空を見上げていただきたい。昨日2日は日没から1時間少し後に、西の空に動かぬ大きな光が
二つ。飛行機か、ユーホーか、基地からの光かと眺めることしばし。瞬きがない、これは大気のイタズラのない☆の証拠である。
☆は瞬くが、惑星は太陽の光を反射して光っているので瞬かないはずである。天文年間を見ると、金星と木星が非常に
接近して見えることが分かった。かつて星に夢中だったころを思い出し撮影したのが写真の☆。明るく見えるのが宵の明星、
明けの明星として知られる金星、その左側が木星である。木星は最大の惑星でもある。接近だの、大接近と言うが、二つの星が泳ぐように近づいて来た分けではない。惑星は太陽を中心にして太陽に近い側から水星、金星、水の惑星地球、火星、木星・・・と続き、太陽の回りを回っている。今回はぐるぐる回っている間に地球かあら見て、内惑星の金星と外惑星の木星が同じ方向に来たので、近づいたように見えたのである。紙に太陽を中心にした図を書いて見れば理解できるはずだ。会員には地上の石だけでなく、空の彼方の石にも目を向けてほしいものである。後2,3日はよく見えるはずである。(文責 大城逸朗)

2023.3月の定例会

ロックペインテイング
泊魚(イユ)町のマグロではありませんよ。石です。次回の定例会を以下のとおり開催します。場所が遠いので時間にご注意して
下さい。今回は、学問的には腐れる石の話をして、それからロックぺインテイング、そして水切り遊びまで多彩です。
友人もお誘い下さい。今回は、児童生徒の参加を歓迎します。

    おきなわ石の会
   3月定例会のお知らせ

 ヤンバルの海岸でおいしい空気を吸いながら
しばし語り会いましょう。以下の通り定例会を
開催します。友人もお誘いのうえ、ご参加下さい。

〇 日時:令和5年3月11日(土) 午前11時~午後1時
〇 場所:名護市天仁屋海岸
〇 内容:風化の話と、ロック・ペインティングで遊ぶ
〇 その他:絵の具と筆、それにおにぎり2個。マスクも。
〇 連絡先:会長(090-7162-7024)

事務局

誰もが活躍できます

定例会風景
1月の定例会風景です。思い通り、コロナウイルスには、すっかりやられてしまった感じで、会合も思うようには開けなくなりました。
今回の定例会は風の通り抜けもよく、シナ海も見渡せる大変環境のよい恩納村博物館で開催しました。内容は、岩石化石鑑定会
でしたが、それぞれ拾い集めたものに一喜一憂でした。貴重なものを拾った児童には、皆の前に出てその経験を語ってもらう、
つまり人の目で話しができるという訓練も目的の一つです。大きな石炭を持参した I 会員には石炭を入手した由来と、ついでに
石炭について講義をお願いしました。最初は、詳しくは分からない、口べたなどと尻込みでしたが、図書館へ通い驚くほど調べ、
結構まくし立てていました。大変いい経験をしたはずです。人の前でしゃべる訓練、それが次へのステップとなるはずです。(事務局)

ミネラル・・・「石の会」も参加しています

2023ミネラル
恒例の「ミネラルマルシェ」が2月3,4,5日とあり、与儀会員の計らいで、「石の会」もブースを展開しています。昨年の「石は面白い」
に続き、今回は「石もくされます」で望んでいます。光輝くアクセサリーや鉱物などを前にして、「石もくされる」などと、大胆な挑戦の
展示です。気を悪くする方もいるかと思ったが、初日は若い女性諸君に人気で、当番は対応しながら結構楽しんでいました。
石がくされる、これは風化といいますね。英語では、weathering です。数千~数万年も四季の風雨に晒されると、どんなに固い石
でも、遂にはボロボロとなり赤土となって消えるよという意味に由来する言葉でしょうネ。知念会員が試料を集め展示してくれました。一見することをお勧めします。(事務局)

岩陰の遺跡か?

遺跡発掘
南部の発掘中の遺跡。写真中央に見える石組みが自然か、人工か見て欲しいとのことで、久々に発掘現場を訪ねた。石灰岩の
巨大岩盤が崖斜面を落ちる寸前の地形である。その傾斜した岩盤が岩陰を造ったという感じ。住もうと思えば充分雨風をしのげる
岩陰で、当時なら風通しはいいし、海は望めるはで別荘のようである。沖縄最古と言われるタイプの土器が多数でているようで、
今後の問題解決におおいに貢献しそうな遺跡である。ティシュを一枚一枚剥がすような発掘が続き、いつ終るのか分かりかねる
のが考古の発掘である。問題の石積は、そこら辺の石灰岩礫を積み重ねた野ずらタイプで、少し山形になっているのが不自然さ
を物語る。さらに石の間の泥には砕片化した絶滅動物の化石が散在する。これは自然と判断しても良い。答えは自然か、人工かのいずれかであるが、それを限られた発掘スペースの見える範囲で判断しろだからこまる。全体像が見えるまでどんどん掘れば
良いではないかと思うがそうもいかないようである。まさにact locally, and think globally である。まあ、そのうちに分かるはずではあるが、しばし待とうか。(文責 大城逸朗)


定例会、面白石、ゾクゾク

P1144026.jpg
写真は、黒よう石風人工ガラス細工石、勝手につけた名前です。石というのは、主な7つの鉱物が組み合わさってできたもので、
写真のものは、ガラスだけなので鉱物と言ったほうがいいですね。先日の定例会は、恩納村博物館との共催で実施しました。
数組の村のご出身の親子さんの参加がありました。普及活動としては、大きな喜びです。
まず池宮会員の石炭の紹介がありました。大きな盆栽風の標本で、説明がてら沢山の関連本読んだようで、会の成果の一つと
判断します。知念会員には、石の見分け方について講話をしていただきました。児童向けに話していただいたが、何と大人から
大変分かりやすかったと好評でした。(ここで会長の負け) 旅の途中で発見したという奥田君の高温石英、これは2㍉ほどの大きさの無職透明できれいなソロバン玉型の結晶でした。日谷君の標本は、脈石英の巨大結晶で、よくも茨城から担いで来たものだと
感心しました。好きになると、軽く感じるのだろうね。宮城さんの鑑定依頼試料は、仲泊の海岸で拾ったという黒よう石。出るはずの
ないものが出現。古生代のアンモナイトに次ぐ朗報か? 黒くガラス状で、貝殻状断口があり、見た目はオプシデイアン(黒よう曜石)である。鑑定はよくよく見ることが大事。ガラスには、焼けた粘土が付着していたり、セメントの欠けらも含まれ、人工であると
判定。さて、ルーツは? 答えは会場で報告しました。欠席会員は損しましたね。(文責 大城逸朗)

卯年の定例会、鑑定会です

石の鑑定会
新しい年となりました。またこの1年元気でがんばりましょうね。去年は、中国発のコロナで定例会も恐る恐る実施した感じ
ですね。今年は胸を張ってやっていきたいですね。ご協力のほどよろしくお願い致します。
さて、今回の定例会は以下の通りです。恩納村博物館との共催ですので、村の児童生徒さん達が多数来てくれるといいのですが。
 定例会 「石と化石」の鑑定会
日時:令和5年1月14日(土)、10時~12時
場所:恩納村博物館 研修室 (おんなの駅近く)
内容:手持ちの石、鉱物、化石を鑑定しながら、識別の仕方などを学びます。また児童・生徒の調べ学習の相談もいたします。
問合せ先:大城(090-7162-7024) (事務局)

旧年、「石の会」、ありがとう

ウサギ切歯化石
コロナの回帰現象がはじまっていますね。自然の帰結です。旧年も満足のいく会活動ができませんでしたが、時折実施した観察会では万難を排し参加いただいた会員には敬意を表します。有り難うございました。来年は卯年、飛び跳ねれることを期待したいですね。
写真は、釣り針のように見えますが、実はウサギの切歯です。長さ2㌢足らずですが、化石です。場所は伏せておきましょう。
かつて沖縄にはウサギも存在していてようです。琉球石灰岩に挟まれた赤土からでたもので、地質年代はおおよそ40万年前と
推測しています。琉球列島にサンゴ礁が形成されつつあるとき、一時サンゴ礁が隆起し、その時すでに大陸から渡来していた
ウサギが赤土と共に石灰岩の割れ目に流れ込んだと考えられます。ウサギが渡来した時期は、琉球石灰岩の形成以前の
クチャの海が隆起した更新世の前期の陸橋、今からおよそ200万年前ごろかと考えます。・・・・アマミノクロウサギがその名残
だという初夢を見たいです。 例年もよろしくお願いします。 (文責 大城逸朗)

陸の甌穴か?

陸の甌穴か
甌穴は、ポットホール、カメ穴ともいう。川床や海岸の岩盤に見られる釜状の穴のことで、岩の窪みや割れ目が渦流によって深く
えぐられたものです。西表島の浦内側上流の川底や国頭村安波のタナガーグムイなどは川で見られる甌穴で、海ではかつて
観察会を実施したことのある恩納小中学校の南沖合の岩山で見た巨大な甌穴がある。実は、今回山で巨大な甌穴を発見した
ので報告しよう。写真をご覧頂きたい。岩の中央部が丸くえぐられ、削られてできた窪みがはっきりと確認でき、恐らく何らかの
原因で前面は壊れたが、床面には穴の一部が残っていることが分かる。恩納村の海岸で見た巨大甌穴と同じぐらいの大きさ
である。普通なら海岸近くで波の影響でできたのかと思うはずである。しかしここは海抜180㍍ほどの山の中である。
先日辺戸の大石林山で洞穴の実態調査をしたときである。一帯は石灰岩からなるので洞穴が多い。いずれも深いたて穴ばかりで
調査は命がけだ。途中で気がついたがこの岩の窪みである。この窪み、海岸が近く波によりできた甌穴だと考えたいが、
周辺には海岸であった証拠は発見し難い。石灰岩の山は、ご存じのように雨水に溶かされ、ピナクルだの、リレンカレンなど
といろいろな微地形が見られるのが特徴だ。実はこれは岩にできた窪みに溜まった雨水が長い年月をかけて溶かし続けて
できた穴なのである。これをカメニツァと呼んでいる。現在の海岸でも見られはするが、これは石灰岩の岩山にできた甌穴ではなくカメニツァという大きな微地形である。 (文責 大城逸朗)
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